【公務員を辞めるのもったいない?】行政保健師から看護師へ転職 ― 本当にもったいないのか?

「公務員は安定しているし、辞めるのはもったいないよ。」
実際、私もそう言われました。

辞めようか迷っている人の中にも、同じように言われた経験がある方は多いのではないでしょうか。

私は行政保健師を2年半で退職しましたが、もったいないなんて1ミリも思いません!

ほけこ

むしろ、辞めてから自由になれました!

公務員は副業が禁止されているため、ボランティアでもない限り、その仕事以外は基本的にできません。でも、私はいろんなことに挑戦してみたかった!

クリニック看護師として働いたり、非常勤保健師として乳幼児健診の問診だけをしたり。
今では、こうしてブログも書いています。


自分のペースで、自分の好きなことを選べる働き方ができるようになりました。

他の人から言われた「もったいない」なんて言葉は気にせず、自分の人生好きなことをして過ごしましょう!

目次

本当に『辞める』のはもったいない?➡いいえ!

【給与面】だって「安定してる=高収入」ではない。

 令和6年賃金構造基本統計調査 によると保健師の初任給は以下のとおりです。

保健師初任給(企業規模10人以上・20~24歳・経験年数0年)約25万円(手取り約20万円)

(参照:令和6年賃金構造基本統計調査)

この初任給は産業保健師等も入っているので、おそらく私の経験値も併せて行政保健師だと月収20万〜23万円程度(手取りで18万前後)ではないかと思われます。

ほけこ

確かにボーナス込みの年収は安定していますが、昇給はゆっくりで、年齢が上がるまで大きな増加は期待できません。

一方で、看護師は夜勤や手当がつくことで、月収・年収ともに上回ることも多いです。

私はクリニック看護師と非常勤保健師の掛け持ちをしていて、行政保健師の初任給ぐらいまで達するときもありました。(約週4日勤務)

「給与が安定してるから辞めるのはもったいない」ではなく、自分のライフスタイルに合った働き方で、結果的に収入が増える可能性もあるということです。

【勤務時間】だって「定時で帰れる」とは限らない

「公務員は残業が少ない」とよく言われます…

ほけこ

だれが言い出したのでしょうか。私含めみんな遅くまで残業していました。

私は2年半行政保健師として勤務していましたが、繁忙期だけでなく、毎日のように残業遅い時は22時まで残業していました。

残業代が全部つくわけではなく、そして残業代をつけにくく、サービス残業ばかり。

もちろんクリニック看護師も忙しいですが、シフトで動く分、勤務時間は明確
残業があっても30分程度。そして必ず残業代も付きます。

「定時で帰れて時間に余裕があるから辞めるのはもったいない」ではなく、時間の使い方を自分で決められる働き方の方が、自由度が高いと感じました。

【人生の楽しさ】だって「公務員=安心」ではない。

確かに公務員でいると「公務員いいね、安心だね」と言われます。しかし私は全くそうは思いません。

『自分の意志で辞めない限り辞めさせられることがない』『定年まで働ける』ことが安心につながる人もいるかもしれません。

しかし

  • 頑張っても頑張らなくも給与は一緒
  • 副業出来ない
  • 「~やってみたい」という希望でできる仕事ではない(平等、公平のもとに勤務するため)
  • 自分の代わりはいくらでもいる

頑張っても一緒ってなんか悲しくないですか?

それより公務員以外の仕事で

  • 頑張っていれば給与は上がる
  • 普通に頑張っていれば辞めさせられることはほぼない
  • 自分が一生懸命頑張りアイディアを出せば私の代わりはいない
  • 副業できる

その人生の方が私はやりがいを感じ、一生懸命頑張れます

『公務員を辞める=安定をすてる』と思う人もいるかもしれません。

ほけこ

しかし私は『ガチガチに固められた安心』ではなく、自分で頑張っていく力こそが、将来の楽しみや自由につながる“本当の安心”だと感じています。

【柔軟性・選択肢】だって「働き方も、働く場所も自由に選びたい。」

公務員は同じ自治体の中で働き続けることになるため、引っ越しやパートナーの転勤に柔軟に対応しにくいという面もあります。

一方、看護師として働くようになってからは、

  • 週2回のパート勤務
  • 午前中または午後だけのシフト
  • クリニックと自治体の非常勤の掛け持ち

など、自分のライフスタイルに合わせて「働き方」も「働く場所」も選べるようになりました。

子どもの成長や家庭の状況に合わせて、「必要なときに必要なだけ働く」「今いる場所で働く」といった選択肢があるのは、本当にありがたいことです。

クリニック看護師をしたり、非常勤保健師として乳幼児健診の問診だけを担当したり、ブログを書いてみたり…。

公務員の頃にはできなかった、自由な働き方ができるようになりました。
特にブログは、日本でも海外でも、どこに引っ越しても続けることができます。

ほけこ

「退職しこういう生き方もあるんだ」「私はなんて視野が狭かったんだろう」とも感じる毎日です。

【成長の機会・人との出会い】だって私は色んな経験をし成長していきたい。

公務員のままだったら、私は保健センターや保健所の中だけで、決まったチームとだけ仕事をしていたと思います。
でも退職後はよりいろんな方と出会えて、考え方も変化し視野も広がりました。

看護師を経験することで、知識や視野が大きくなり私の成長に繋がりました。

  1. 看護技術
  2. クリニックでの先生の指導方法
  3. 乳幼児さんがどういったことで受診するか
  4. 手足口病などの病気を実際に見る
  5. 尊敬する看護師さんに出会えた(患者さんへの接し方)

環境を変えると、出会う人も経験も変わる
「もったいない」どころか、その一歩が自分の世界を広げることができます。

確かに分かった!でも、不安が少し残る…

ここまで読んで
「たしかに、辞めるのってもったいなくないかも」
「むしろ今の働き方、私に合ってないのかも…」
と思えてきた人もいるかもしれません。

でも、いざ“辞める”となると、
「本当に大丈夫かな?」
「次が決まらなかったらどうしよう」
そんな不安がよぎるのも、当然です。

まずは辞めずに転職先を探してみよう

ほけこ

辞める・辞めないは、あとで決めて大丈夫。

まずは
「どんな選択肢があるのか」
「今の自分に合う職場ってどんなところか」
それを知るだけでも、気持ちはぐっと楽になります。

いまは無料で使える転職サイトがたくさんありますし、「情報収集だけ」でも大歓迎のところばかりです。

【まとめ】むしろ辞めてハッピーに!

「安定してるし辞めるのはもったいないよ」と私もそう言われました。

でも実際に辞めてみて思うのは、『もったいないなんて、1ミリもなかった!』

私は辞めたあと、
・クリニック看護師として自分のペースで働き
・非常勤保健師として好きな仕事を選び
・今ではブログを書いて、自分の言葉で発信する日々です。

ほけこ

あの時、思い切ってよかった!と、今は心から思っています。

もったいないのは、「辞めたい」と思いながら働き続けることです。一歩まえに進んでみましょう!

読んで頂きありがとうございました!

この記事を書いた人

新卒で行政保健師として働いていましたが退職後、クリニックの看護師と非常勤の保健師をかけもちしていました。
保健師から看護師への転職は情報が少なく、当時の私もとても悩みました。
同じように悩んでいる方の参考になればと思い、このブログを書いています。

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