私は新卒で行政保健師として働いていました。
中核市で同期は10人ほど、新卒と既卒が半々くらいで、看護師や助産師から転職してきた同期もいました。
同期が多いのはとても心強く私はうれしかったです。

しかし、1年、2年と経つにつれて同期がどんどん辞めていきました。
看護師に戻ったり、カフェ店員、留学、違う市町村に転職したり、それぞれ自分のしたい仕事をしていました。
寂しかったけど「すごいな!」と感心しました。
現在、行政保健師をしていてモヤモヤ…を感じている人も多いのではないでしょうか。
- 安定の公務員を辞めていいのかな
- 毎日つらい、しんどい
- 退職したあとどうしよう…



でも大丈夫です。看護師保健師の資格を使った仕事はもちろん、それ以外の仕事もたくさんあります
私は最終的に看護師の仕事を選びました
私が保健師を辞めて看護師になった理由は3つあります
- パっとした成長が感じられない(事務作業が多い)
- サービス残業ばかり(残業代つけにくい)で辞めたい
- 人生で一度は看護師をしてみたい(私にはキラキラして見えた!)
私は結婚を機に退職し、保健師or看護師で転職する『選択』をすることができました
その時は26歳です
若いからこそ色んな選択肢があり行動力も今より全然ありました!
「人生1度きり!1度は看護師をしてみたい」思い切って看護師に応募し働くことが出来ました
私は保健師から看護師に転職できて本当に良かったです



実際に看護師をしてみて、「採血ができた!」と自分の成長を感じることができ、残業代もしっかり付きました
看護師を経験する中で保健師として必要な知識も得ることができました
今後行政保健師を続けるか、看護師に転職するか、私の経験が少しでもみなさんの力になれると嬉しいです
私の経歴
①1浪して大学に入る
②保健師・看護師・精神保健福祉士の3つの国家試験を同時に受けて、看護師試験だけ落ちる(クラスで私だけ)
③就職が決まっていた行政保健師になれず(かなり泣きました)
④看護師国家試験の勉強を続けながら、行政保健師の試験を受ける→合格
⑤翌年看護師合格
⑥行政保健師として2年半勤務
⑦結婚を機に退職(遠方へ引っ越し)
⑧専業主婦となる(だんだん働きたくなる)
⑨非常勤保健師+クリニック看護師として働く
⑩クリニック看護師が楽しく保健師を辞める
⑪妊娠8か月まで勤務→退職
⑫専業主婦(毎日幼児と過ごすの大変すぎる)
⑬看護師の面接を受けて不合格(←いまここ)
新卒保健師から看護師に転職した理由3つ
目に見える成長が感じられない
私は保健師として母子保健を担当していました。4か月健診・赤ちゃん訪問・フォローが必要な家庭に継続的に訪問していました。
私は行政保健師の仕事が嫌だったわけではなく、むしろ好きでした!



でも1年たち「私は何ができるようになったんだろう…」と悩みました。
地域の方への支援も「あれでよかったのか」「〇〇さんは元気にしているだろうか」と自宅に帰ってからも悩むことが増えました。
看護師のように、看護技術ができるようになったと目に見える成長が感じられず、モチベーションを保つことが難しく、看護師に憧れを抱くようになりました。
サービス残業ばかり、残業代つけにくく辞めたい
行政保健師は公務員だから定時帰宅できるかと思いきや、残業ばかりでした。



日中は訪問や電話対応、健診で終わってしまいます。訪問記録を書いたり、健康教育の資料を作成したりは残業時間にすることが多かったです
問題は、『残業代がつけにくい』ことです
私が勤めていた時は、みんなの前で「〇〇の仕事をするから△時間残業します」と宣言しなければいけませんでした。私は中々手をあげて言うことができなかったです。周りの人も残業すると宣言する人は少なく、言いにくい環境でした。
お金ばかり大切ではありませんが、生活する以上お金は必要であり、もっと給与を上げたいと思うようになりました。その時に看護師への転職を考えるようになりました。
人生で1度は看護師をしてみたい



看護師・保健師実習を経験して、「私には看護師は無理だな」と正直思っていました
実習が大変すぎ、そして実習時に看護師さんに声をかけにくく新卒で入ってもしんどそう…と感じたためです
しかし保健師として働き出して、
・医療の知識がもっとあれば…
・がん検診のことで市民の方と話す時も看護師として経験があればもっと的確な支援ができるだろうな…
と思う場面が増えていきました
そして看護技術をめきめきと身に付けている人を見て、私にはとてもキラキラしているように見えました
実習の時の辛さを忘れ「1度は看護師をしてみたい」と思うようになりました
(番外編)(就職先による)職場環境があまり良くなかった
ある上司は色んな人に理不尽に怒る人でした。市民対応をせずに済む隅のすみに座り、時々お菓子をたべては他の人と喋っていました。
私の席は市民の人から良く見える場所で、他の仕事をしながら電話対応、窓口対応をしていました。
まだ1年2年目の私は「電話や窓口対応は勉強になること」「それも私の仕事」だと一生懸命がんばりましたが、ずっと心の中でもやもやしていました。
いろんな職場を経験してきて大事なことは、尊敬できる上司がいることです。「こうなりたい!」と思える人がいると、相談もしやすく、その人の行動をみて「こうすればいいんだ」と自分の成長にもつながるからです。
田舎の方だと行政保健師も休日にスポーツに半強制的に参加させられることもあるそうです。そういうことが好きだったらいいですが、嫌な人もいますよね。無理にその職場にいる必要はないです。転職を考えるのも一つです。
まとめ
私は保健師になったものの、ずっと何となく違和感がありました。
私は保健師から看護師に転職できて本当に良かったです
看護師を経験し保健師として必要な知識も得ることができました
子どもの夏風邪のことや高齢者の方の血圧等、クリニックではどのように指導しているのか、患者さんがどのようなことで困っているのか知ることが出来ました
保健師→看護師に転職しようか考えている方の参考になればいいなと思います
読んで頂きありがとうございました♪
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