「行政保健師辞めたい…」
夜勤はないけど、
事務作業ばかりで人間関係に悩んだり…。
「辞めたい」と思っても、
学生のころから行政保健師を目指してきたから、
他にどんな仕事があるのか、転職ってどうやってするのか。
そんな不安、すごくよく分かります。
ほけこでも、安心してください。
行政保健師以外にも、働ける場所はたくさんあります。
この記事では、
✅保健師の資格を活かせる仕事も、
✅あえて資格を使わない仕事もふくめて、
おすすめの転職先9つをわかりやすく紹介します。
ちなみに、私も行政保健師として働いたあと、看護師に転職しました。
同期の中には、別の市町村に移った人、カフェで働きはじめた人、もいます。



「まず3年働こう」と言われる中、私の周りの保健師は2年程で転職した人が多いです(笑)
このあと紹介する9つの転職先を見ながら、「自分だったらどれが合いそうかな?」と考えてみてください。
「保健師やめたい」おすすめ転職先9選
①産業保健師


産業保健師は、会社で働く人の健康をサポートする仕事です。



メンタルの相談にのったり、復職のサポートをしたり、健康診断のフォローをしたりします。
実は、「経験者のみ」って書かれている求人が多いのが現実。



でも、私の友人は、経験必須の求人に新卒で採用されました。
そのとき感じたのは、やっぱり人柄と熱意って大事なんだなということ。
もちろん、応募の時点で書類で落とされることもあります。
でも、成人の方の支援がしたい人にはぴったりの仕事です。
パソコンでの記録や資料作成もあるので、基本的なPCスキルは必要です。
そして、会社側と社員の間に立つこともあるので、
人とのコミュニケーションが得意な人には向いています◎
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ○夜勤なし土日休み ○メンタル支援、復職サポートでやりがいを感じる | ×経験者のみの求人多い ×会社と社員の板挟みになることも |
② 健診クリニックで保健師


健診クリニックでは、特定保健指導や健康相談を中心に行う仕事です。



行政保健師としての経験がある方には、特におすすめです。
土日祝休みの職場が多く、子育て中でも働きやすい環境です。
駅近のクリニックが多いため、通勤もラク。
受診人数が決まっていることが多く、残業もほとんどありません。
ただし、職場の人数が少ないことが多く、人間関係が難しい場合も。 また、業務がルーチン化しやすく、毎日同じことの繰り返しでストレスを感じる人もいます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ○夜勤なし土日休み ○駅近 ○残業少なめ | ×人間関係が難しいことも ×ルーチンワーク多い |
③オンラインで特定保健指導の保健師


オンラインでの特定保健指導は、在宅で働ける保健師の仕事です。
通勤時間がなく、家事や育児との両立がしやすいのが特徴です。
業務は、面談の準備・記録・電話での保健指導など。 電話がつながらないと何度もかけ直す必要があり、対面よりも準備が大変です。
また、給与は対面より低めで、件数をこなすことで収入が上がる仕組みのところが多いです。「とにかく在宅で働きたい!」という人には向いています。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ○通勤時間なし ○在宅勤務 | ×準備大変 ×件数こなさないと収入が上がらない ×つながらないと&も電話を |
④地域包括支援センターの保健師


地域包括支援センターは、高齢者の総合相談窓口として、幅広い支援を行う場所です。
・介護予防のケアマネジメント
・虐待や詐欺などの支援者の権利擁護
・ケアマネさんへの支援
など仕事内容はとても多岐にわたります。
高齢者の方の「何でも屋さん」と言われることもあるくらい、良い面も悪い面も含めて幅広く対応します。
自分の裁量で動ける場面もありますが、同職種が少ないため教育体制はほぼなし。
現場に同行しながら、経験を積んで覚えていくスタイルです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ○地域密着でやりがいを感じれる ○夜勤なし ○他職種と関わりで新たな視点を得れる | ×教育体制が整ってないことも ×業務内容が広い |
⑤保育園看護師・保健師


保育園で働く看護師・保健師は、園児の健康管理やケガ対応を行う仕事です。
発熱やケガの対応、保育士さんとの連携、保護者への連絡など、子どもと関わる場面が多いのが特徴です。
業務には、健康だよりの作成や、預かり時の体調の聞き取りも含まれます。 園で体調を崩した子やケガをした子への対応も重要な役割です。



また健康面で対応する子がいない時間帯は、保育士の補助に入ることもあります。
多くの園では看護師・保健師が1名体制のため、 自分で判断しなければならない場面も多く、責任感が求められます。
勤務は土日休み・日勤のみの職場が多いですが、 園によっては朝7時〜21時のシフト制の場合もあるため、確認が必要です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ○夜勤なし土日休み ○子どもと関われる | ×看護師1名配置で判断力が求められる ×保育業務との境界が曖昧 |
⑥治験コーディネーター(CRC)


CRC(治験コーディネーター)は、治験がスムーズに進むように支える専門職です。
患者さん・医療機関・製薬企業の間に立って、準備や調整を行います。
主な仕事内容は以下のとおりです:
1⃣ 患者さんへの説明・サポート
2⃣ 来院スケジュールや検査の調整
3⃣ 症例データの記録・報告
4⃣ 製薬企業との連携・対応
医療系の資格があれば、未経験でも応募できる求人もあります。
医療行為はなく、人と接するのが好きな人・調整業務が得意な人に向いています。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ○夜勤なし ○土日祝休み ○資格があれば未経験でも求人あり ○医療行為なし | ×製薬会社や医療機関とのやりとりに気を使うことも ×デスクワーク中心 |
⑦看護師


皆さん、大変な大変な実習をしたので分かりますよね。
看護師は、医療現場の中心で働く専門職です。 勤務先によってはスタッフ数も多く、教育体制が整っている職場もあります。
病院によっては夜勤や土日祝の勤務があることも。 そのぶん、給与は高くなります。
看護師の経験は、産業保健師や学校保健師など他職種への転職でも強みになります。
もし「自分には合わなかった」と感じても、経験があること自体がメリットになります。
私は保健師になりましたが、心のどこかに看護師への憧れがありました。
いざ転職してみると、
採血、めっちゃ緊張する‼だけど、



看護師は学びがあり、やりがいがあり楽しい、と感じました。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ○教育体制が整っている職場が多い ○給与が高め ○他職種への転職でも経験が活かせる ○やりがいある | ×夜勤・土日祝勤務がある場合も ×体力的がいる ×医療行為必須 |
⑧ブログ・WEBライター(医療職として)


医療職の経験を活かして、ブログやWEBライターとして情報発信する働き方です。
医療の知識や経験を使って、ブログや記事を書いて、人に役立つ情報を届ける仕事です。



在宅でできるため、育児や家事と両立しやすいのが魅力です。
ただ、安定して稼げるわけではありません。 収益が出るまでに半年〜数年かかることもあり、 「記事を書いても収益にならない…」とストレスに感じるかもしれません。
私自身、行政保健師(公務員)だったので、 「やった分だけお金が出ない」ことへのモヤモヤはとてもよく分かります。
でも、フリーランスの方たちは、
お金が発生しなくてもコツコツ続けて、1〜2年後の未来に向かって努力しています。
だからこそ、いきなり仕事を辞めるのではなく、



民間の保健師や看護師として働きながら、並行してブログやwebライターを始めるのがおすすめです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ○在宅勤務 ○経験を活かして発信できる ○自分のペースで出来る | ×収益までに時間がかかることも ×収益出ないことも ×公務員は副業禁止 ×成果が出にくい |
⑨完全に違う職種へ


保健師・看護師から離れて、まったく別の仕事に転職する選択肢もあります。
カフェで働いたり、留学したり、自分の「好き」を仕事にした同期や先輩もいました。



こうした挑戦は、若いうちだからこそできることかもしれません。
30代以降になると、実務経験が重視される傾向が強くなるため、 「やってみたい!」と思ったタイミングで動くことが大切です。
ただし、収入につながらないケースもあるので、生活とのバランスは要注意。 「好き」を仕事にするには、覚悟と計画が必要です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ○好きなことを仕事にできる ○若いうちだから挑戦できる | ×収入が不安定、お金にならないことも ×30代以降実務経験が重視されることも |
(番外編)違う市町村保健師へ転職


「行政保健師はもう無理かも…」と思っている方へ。



実は、自治体によって業務内容や雰囲気がまったく違うこともあります。
私の同期や友人にも市町村間で転職した人は何人もいます。
地元に帰る人、結婚して通勤の楽な所に転職する人、地元から東京に出る人など、理由はさまざまです。
ただし、採用の年齢制限があることや、健診の判断基準・業務内容が自治体によって違うことも。



地方によっては、土曜日にバレーなどの運動に参加するよう求められることもあります。
それを聞いて私はある程度大きい自治体がいいなと思いました!
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ○保健師経験活かせる ○仕事内容に大きな変化なし ○勤務時間帯が同じ | ×年齢制限あり ×業務内容・判断基準が自治体で異なる |
まとめ:一歩踏み出して見よう


転職を考えるときは、まず「自分が譲れないこと」から整理するのが大切です。
働き方なのか、家庭との両立なのか、やりがいなのか人によって軸は違います。
求人を見ていると、医療職の高時給に心が揺れることもあります。
でも、やっぱり高時給の職場はそれだけ仕事もハード。 通勤距離や福利厚生など、条件をしっかり吟味して選ぶことが後悔しない転職につながります。
保健師・看護師としての経験は、きっとどこかで活かせます。
一歩踏み出してみましょう









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