「保健師から看護師に転職したい。でも…やっぱり合わなかったらどうしよう。保健師に戻れるのかな?」
そんな不安を抱えて、転職に踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
実際のところ、保健師から看護師に転職する人は少数派です。
だからこそ、情報が少なく不安ですよね。
私自身は新卒で行政保健師として働き、その後、看護師に転職しました。
保健師時代の同期や先輩は別の職場に何人も転職していきました。 別の市町村に3回行政保健師として転職した友人もいます。

それらを考えて、結論、
看護師に転職後保健師に『戻れる可能性が十分あります』
この記事では、
- 看護師になったあと、また保健師に戻れる?
- 戻る際の注意点
について、実体験や周りの例をもとにお話ししていきます。
保健師から看護師に転職。そして「やっぱり保健師に戻りたい…」


保健師から看護師へ転職したけれど、実際に働いてみて「やっぱり向いていないかも…」と感じる人も少なくありません。
たとえば、
- 体力的にきつい
- 女性職場の人間関係が難しい
- 生活リズムが合わない
- 看護手技が苦手
- 保健師の方が自分には合っていた
…など、理由はさまざまです。
でもそれは「失敗」ではなく、とても大切な経験であり、両方を経験できた強みになります。
ずっと同じ職場で勤務するより、保健師から看護師に転職してみて気づくことはたくさんあります。



出会う人や考え方、知識も広がり、実際に行動できた自分の成功体験にもなりますよ。
結論:保健師に戻ることはできます!


私の周りに保健師から看護師、その次に保健師に戻った人はいませんが、私の友人には、行政保健師として3回転職している人もいます。すごいバイタリティーですよね。
行政保健師は人口やその地域の特色によって、乳幼児健診での判断基準などが違ったり、フォロー体制もさまざまです。
色んな地域の保健師をすることでどういった支援がベストなのか経験を活かした援助をすることができます。



保健師→看護師→保健師という流れでも、戻ることは十分可能です。
保健師に戻るときの注意点


保健師に戻るには、いくつかのポイントを押さえておくと安心です。
「戻る理由」と「意欲」が大切
面接では、なぜ戻りたいのかをしっかり伝えられるようにしておきましょう。
実際の経験を通して「やっぱり地域の予防に関わりたい」と思えたなら、それは立派な理由になります。
あとは保健師をしたいという意欲が大事です。



どの職業に置いてでもですが、意欲的に頑張る人と仕事したいですよね。
もし保健師に戻るなら「私は~の理由で地域の方の支援をしたい」とブレずに自分軸をしっかり持った発言をすることが大切です。
常勤・非常勤、どちらで戻るか?


フルタイムで働きたいのか、ライフスタイルに合わせて非常勤を希望するのか、自分の希望を明確にしましょう。
▶ 非常勤希望
非常勤やパートで働きたいのであらば、各市町村のHPを確認し働くこともできます。非常勤だと乳幼児健診のみ、特定健診の相談など一部の業務のみすることになります。
しかしそういった業務は人気なので空きがないことも。事前に周辺の情報を調べておくと安心できるとと思います。
▶ 常勤希望
常勤であれば、年齢制限がある市町村もあります。



自治体によっては常勤保健師は30歳未満と年齢制限が設けられている場合もあります!
毎年募集があるとは限らないので、近隣の市町村の採用情報を定期的にチェックしておきましょう。
行政保健師だけでなく、産業保健師や健診なども選択肢に


保健師の活躍の場は、行政だけではありません。
企業の健康管理を担う産業保健師や、健診センター・病院などでの健康指導・問診など、さまざまなフィールドがあります。



「保健師に戻りたいけれど、行政保健師は収入面が不安…」という方は、こうした選択肢を視野に入れてみるのもおすすめです。
働き方やライフスタイルに合わせて、自分に合った保健師の働き方を見つけられる可能性があります。
「保健師→看護師」はむしろ強みになる!





看護師に転職した経験は、けっして無駄にはなりません、むしろプラスに働きます!
- 予防の視点と臨床経験の両方を持っている
- どちらの現場も理解しているからこそ、視野が広がる
- 私自身、転職エージェントから「保健師と看護師の両方の経験が必要な仕事」を紹介されたこともある
両方を経験してみて、「自分に合っているのはどちらか」が見えてきたことも、大きな収穫でした。
まとめ:転職を迷っているあなたへ


頑張って看護師に転職しても「やっぱり看護師じゃなかったかも…」
そんなふうに感じたとしても、大丈夫。戻れます。



看護師としてチャレンジしたことは、今後の人生にとって価値ある経験です。
その経験を経たからこそ、保健師としての仕事により深みが出ることもあるはず。
「戻る」という選択肢を持って、安心して進んでください。
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