保健師から看護師へ転職する前に!初めての転職で気をつけたい5つのポイント

「保健師として働いてきたけど、やっぱり看護師もしてみたい」 「保健師辛い…辞めたい。看護師に転職したらどうなんだろう?」

そんなふうに考えている方へ。

実際に、保健師から看護師へ転職をする人は少なく、情報もあまり見つからないのが現状です。

私自身も、新卒で行政保健師として働いたあとにクリニック看護師へ転職しましたが、情報の少なさにとても悩みました。

さらに転職となると、職場の雰囲気や働き方が大きく変わるので、不安や戸惑いもありますよね。

ほけこ

この記事では、そんな私の経験をもとに、初めての転職で「これだけは気をつけておきたい!」というポイントを5つ紹介します。

後悔しないためにも、自分にとって大事なことを一緒に整理していきましょう。

目次

初めての転職で気をつけたい5つのポイント

高単価ばかりを見ないで!

転職サイトには「高給与」「年収○○万円!」などの華やかな言葉が並んでいます。魅力的に感じますよね。

最初は「おー!こんなにお給料もらえるんだ!」ってワクワクするかもしれません。

でも、ちょっと待ってください!

ほけこ

お給料が高い=良い職場、とは限らないんです。

たとえば、美容クリニックや脱毛サロンの看護師さんは、求人の条件が良いことも多いです。
でも、仕事内容はとてもルーティン化されていたり、個室でひたすら施術を繰り返すような勤務だったり。
接客要素が強く、お客さんからのクレーム対応に悩む人もいます。

もちろん、そういう仕事が合う人にはとても良いと思います。
でも、「思ってた看護師の仕事と違うかも…」と感じてしまう人も少なくありません。

なので、まずは「その職場でどんな働き方になるのか」をしっかりイメージすることが大事です。

たとえば、

  • どんな患者さんと関わるのか?
  • 一日の仕事の流れは?
  • チームor1人で任される仕事が多いのか?

そして、「この働き方なら自分に合いそう」と思える求人の中で、条件がいいものを選ぶのが◎。

ほけこ

お金も大事ですが、心と体が元気に働けることがいちばん大切だと私は思います。

夜勤の有無やシフトのリズムをチェック!

保健師として働いていたときは、基本的に平日9時~17時の勤務で規則正しく生活できていたと思います。

でも、看護師に転職すると、勤務時間がガラッと変わる可能性があります。

  • 夜勤あり(2交代・3交代)
  • シフト制(平日休み、土日出勤あり)
  • 日勤のみ(クリニックやデイサービスなど)

職場によって勤務スタイルはバラバラです。家族がいる方や、朝型の生活をしていた方にとっては、夜勤は体力的にもしんどいかもしれません。

ほけこ

しかしそのぶん手当がついたり、平日休みが取れたりするメリットもあるんです。

実際に私は、「生活リズムを保ちたい」ので夜勤のないクリニックを選びました。給与に関しては土曜日勤務は時給が少し上がりました。

「看護師=夜勤で大変」というイメージにとらわれず、自分に合った勤務形態を選んでみてくださいね。

③ 通勤時間は、毎日の積み重ね。意外とストレス!

保健師として働いていたとき、私は通勤に片道1時間半ほどかかっていました。大学時代も長距離通学だったので、当時は「まあそんなもんか」と思っていたんですが…。

ほけこ

実際に毎日働きながら往復3時間この距離を通うのは、想像以上にしんどかったです。

特に朝の満員電車は地獄…。私は汗っかきなので、職場に着くころには髪も服もぐったり。そこから1日仕事が始まると思うと、正直かなり消耗していました。

もっと職場が近ければ、朝の準備や移動に余裕ができたはずですし、何より体力の節約になったなぁと、今なら思います。

看護師の職場は、病院・クリニック・施設などによって勤務時間がバラバラ

ほけこ

早番・遅番・夜勤などもあるので、交通手段や通勤経路によっては、生活リズムが崩れることも。

乗り換えが多いとか、バスの本数が少ない地域だと、電車が遅れただけで遅刻ギリギリ…なんてこともありえます。通勤時間は、1日だけじゃなく1年・2年…と積み重なるもの。

ほけこ

通勤距離が自分の暮らしに無理がないかをしっかりチェックしておくと、転職後の後悔がぐっと減りますよ。

④ 有休・給与・賞与は意外と差がある!転職前にしっかりチェック

保健師として公務員で働いていた方なら、有休・給与・賞与などの制度が比較的整っているいたと思います。

私自身もそうでした。

しかし、私が転職したクリニックは、昇給がありませんでした。
あるとき先輩看護師が「長年働いてもお給料が上がらないのはキツい」と感じ、院長に相談していましたが「できない」と言われ、結局その方は別の職場へ転職していきました。

また、有休についても「制度としてはあるけれど、取りづらい雰囲気がある」「人手が少なくて使えない」といったケースもよくあります。

転職サイトに書いてあることだけでは分からない部分なので、できれば転職エージェントなどに

  • 有休の取りやすさ
  • 賞与は何ヶ月分か
  • 昇給制度があるか

などを聞いてもらうのが安心です。

ほけこ

特に「子どもができたら」「長く働きたい」と思っている方は、制度面は後回しにせず、しっかり確認してから決めるのがおすすめです。

⑤ 自分の「ゆずれない条件」を明確にしておこう!

転職活動って、求人を見始めると「ここもいいかも?」「こっちのほうが給料高いし…」と、どんどん迷ってしまうんですよね。

だからこそ、最初に 「自分が絶対にゆずれない条件」をはっきりさせておくこと が大事です。

たとえば、

  • 夜勤はなし!
    → 昼夜逆転の生活は絶対に無理…って人もいますよね。
  • 子どもとの時間を優先したい!
    → 保育園のお迎えや、夜ご飯を一緒に食べたい人には、勤務時間がとっても重要。
  • 通勤は30分以内にしたい!
    → 朝も夜もバタバタの子育て中には、通勤時間が短いと本当にラクです。
  • 週末はしっかり休みたい!
    → 家族との予定も立てやすいです。
  • 人間関係が穏やかなところがいい…!
    → これは、職場見学や口コミ、転職エージェントからの情報で判断材料が増えます。

私自身は、

  • 夜勤はなし、土日曜日は月1・2回ならOK
  • 給与が周辺相場とかけ離れていない
  • 看護師が2人以上いる体制

という条件を大切にして、クリニック看護師に転職しました。

なんとなくで決めてしまうと後で「思ってたのと違った…」となることも。

ほけこ

「どんな働き方が、自分にとって心地いいのか?」一度立ち止まって、ゆっくり考えてみてくださいね。

まとめ:初めての転職は不安で当たり前。でも、大丈夫。

保健師から看護師への転職は、まったく違う環境に飛び込むような気持ちになりますよね。
「自分に合っているかな」「ちゃんとやっていけるかな」と、迷いながら進むのは当たり前のことです。

私自身も、新卒で保健師になり、クリニック看護師へ転職する中でたくさん悩みました。

ほけこ

でも、自分の「ゆずれない条件」や「本当に大切にしたいこと」を整理しておいたことで、後悔のない転職ができたと思っています。

この記事でお伝えしたように、

  • 高給与にばかり目を向けず、続けられるかで考える
  • 夜勤の有無や生活リズムの変化をイメージする
  • 通勤時間の負担を軽視しない
  • 有休・賞与・昇給の確認を忘れない
  • 自分の希望を明確にしておく

この5つを意識するだけで、「想像と違った…」というミスマッチをかなり減らせます。

ほけこ

転職は、あなたがよりよい働き方や暮らしを叶えるための選択肢のひとつ。
焦らず、自分に合う道を見つけていってくださいね。

応援しています。

この記事を書いた人

新卒で行政保健師として働いていましたが退職後、クリニックの看護師と非常勤の保健師をかけもちしていました。
保健師から看護師への転職は情報が少なく、当時の私もとても悩みました。
同じように悩んでいる方の参考になればと思い、このブログを書いています。

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