保健師から看護師に転職!おすすめ職場3選|メリット・デメリットを解説します

新卒で保健師として働き始めたけれど、
・「このまま保健師を続けていていいのかな」
・「やっぱり、看護師としても経験を積んでおきたい」
そんなふうに感じたことはありませんか?

私自身、同じように悩みながら、新卒保健師から看護師へ転職しました。
臨床経験がなく、看護技術に対する不安、働き方への戸惑い…。不安になる気持ちはとてもよくわかります。

この記事では、保健師として働いた経験を活かしながら、安心して看護師の仕事をスタートできる職場を3つご紹介します。
「私にもできそう」と思えるヒントになればうれしいです。

目次

保健師からの転職でおすすめの職場3選

① クリニック(内科・小児科など)

クリニックは少人数でアットホームな雰囲気の職場が多く、パートや日勤など、ライフスタイルに合わせた働き方がしやすいのが特徴です。

ほけこ

私が転職したのは、内科と小児科を兼ねたクリニックでした。

常勤看護師は2人で、私はパートとして週3日勤務。先輩看護師さんたちは経験豊富で、臨床経験のなかった私にも、一から丁寧に教えてくれました。

その後に入職した方は、大きな病院で看護師をしていた方でしたが、「採血はあまり経験がない」と話していました。病院によっては採血専任の部署があるため、意外と経験が少ないまま転職する方もいるようです。

実際に経験したメリットデメリットを紹介します。

メリット

  • 勤務時間がほぼ決まっている(残業少なめ)
  • スタッフ同士の距離が近く、相談しやすい
  • 手足口病など、身近な疾患を実際に見ることで理解が深まる
  • 予防接種などの基本的な手技が身につく
  • 1か月単位でシフトを組む職場が多く、先の予定が立てやすい
ほけこ

小児科では乳幼児健診を行う場合もあり、保健師経験が活かせます!

デメリット

  • 採血・注射・点滴などの基本技術を習得する必要がある
  • 即戦力を求められる場合がある(求人をしっかり確認する)
  • 看護師の人数が少ないため、急な休みが取りづらい
  • 血糖測定や禁煙外来など、業務が幅広く覚えることが多い
ほけこ

クリニック内で主導権を握っている人がいます(私の時は事務職の方)。その人と一緒に仕事をしている必要があります(涙)

クリニックで勤務し、最初は採血にとても緊張しましたが、少しずつ慣れていきました。血管が見えづらい方もいて、どうしてもできないこともあります。

ほけこ

そんな時に交代できるよう、看護師が2人体制のクリニックだと安心です。

② 病院の外来

「病院で働いてみたいけど、病棟はちょっとハードルが高そう…
そんな方にまず検討してほしいのが、病院の外来勤務です。

夜勤がなく、規則的な生活ができるのが大きな魅力。
患者さんの対応は多いものの、急性期病棟のような緊張感は少なく、日々の流れもある程度決まっているため、落ち着いて働きやすい環境です。

外来看護師の主な仕事内容

病院の外来看護師は、診察の流れがスムーズに進むように支える「調整役」でもあります。
代表的な業務は次のとおりです。

① 診察の準備と介助
診察室に患者さんを案内し、カルテや必要物品を準備。
診察中には器具の受け渡しや処置の補助も行います。

② バイタルサインの測定と問診
血圧・体温・脈拍などの測定や、症状・経過の聞き取りを担当。
医師への情報伝達も大切な仕事です。

③ 処置や検査の実施・介助
採血・注射・点滴・心電図などを看護師が行います。
患者さんの様子に気を配りながら、安全に進めます。

④ 患者さんやご家族への説明・対応
診察後の説明、検査内容の伝達、不安な方への声かけなど。
保健師の経験が活かせる場面が多いです。

⑤ 書類・物品管理、予約確認などのサポート業務
診断書や検査予約の確認、物品の補充など。
事務スタッフと連携しながら対応します

メリット

  • 夜勤なしで働ける(家庭の事情がなくても、体力的に安心)
  • 教育体制がある病院も多く、学び直しに向いている
  • 保健師で培った傾聴する姿勢が役立つ

デメリット

  • 診療の流れが早く、慣れるまではバタバタすることも
  • 科によっては処置や検査の専門性が高く、知識が必要
  • 応募時に「外来希望」としても他部署に配属されることがある(確認は必須!)

③ 回復期リハビリ病棟/療養病棟

急性期のような慌ただしさが少なく、患者さんとじっくり向き合えるのが回復期リハビリ病棟や療養病棟の特徴です。身体機能の回復をサポートしながら、患者さんの生活の質を高めるケアが求められます。

ほけこ

保健師としての経験で培った、患者さんやご家族の気持ちに寄り添う力が活かせる職場です。

メリット

  • 急変が少なく、落ち着いた環境で看護ができる
  • 患者さんや家族とのコミュニケーションを大切にできる
  • リハビリや日常生活の支援に携われる

デメリット

  • 身体介助など体力を使う場面が多い
  • 夜勤がある場合もあるため求人情報は要確認
  • 医療処置より生活支援が中心になることもある

回復期や療養病棟は、「急性期の緊張感は苦手だけど、看護師として人に寄り添いたい」という方にぴったりの環境です。
求人によっては日勤のみの募集もあるので、体力面や生活リズムを重視する方はぜひ探してみてください。

まとめ|無理なくスタートできる場所を選ぼう

保健師から看護師へ転職は、一部重なる所もありますが、仕事内容がガラッと変わります。

働き方や求められる技術が違うからこそ、「どこで働くか」「何をしたくて看護師に転職するのか」とても大事だと感じています。

ほけこ

今回紹介した3つの職場は、私自身が経験したり、転職先を探していた時に「ここなら始めやすい」と思った場所です。

  • 夜勤はないor夜勤あるけど慌ただしさは少なめ
  • 看護技術はこれからでも習得可能
  • 自分の時間を大切にできる

そんな環境で、一歩ずつスキルや経験を積んでいけば大丈夫。
「やっぱり看護師もやってみたい」と感じた気持ち、大切にしてほしいです。

この記事を書いた人

新卒で行政保健師として働いていましたが退職後、クリニックの看護師と非常勤の保健師をかけもちしていました。
保健師から看護師への転職は情報が少なく、当時の私もとても悩みました。
同じように悩んでいる方の参考になればと思い、このブログを書いています。

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